デウソン神戸

江波戸選手ブログ【自問自答】

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いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
NO.1 江波戸です。

万博やハロウィンも終わり、街はすっかりクリスマス仕様になってきましたね。
職場近くの御堂筋イルミネーションが個人的に好きなのですが、今年は万博の影響で年中ライトアップされていることもあり、少し特別感は薄れ気味です。
みなさんのおすすめクリスマススポットもぜひ教えてください!

さて本題です。
先日のヴィンセドール白山戦で首位決戦を制し、再び1位に返り咲きました。
そして今週末はいよいよホーム最終戦を迎えます。

あの劇的な勝利と、優勝が見えてきた高揚感がある一方で、実は白山戦までの間、私はいくつもの葛藤を抱えていました。

というのも、後期のリガーレヴィア戦以降、4試合連続でメンバー外。
試合に絡めない状況が続いていたからです。
江藤監督から外れる理由の説明を受け、自分に原因があることは理解していましたし、同じポジションのショウタやユウトの頑張りもリスペクトしています。
それでも心の中では、「なんで俺じゃないんだ」という感情が消えませんでした。

チームが優勝に向けて勝ち続けることは嬉しい。
けれど、悔しさも常につきまとい、練習でチャンスを掴もうとしても失点すれば自分にガッカリし、自問自答を繰り返す日々。

そんな中で迎えたアウェイのヴォスクオーレ仙台戦。
0–2のビハインドから、最後の数秒で奪った劇的な勝利。
自宅から仲間の姿を見ていた私は、画面越しでも伝わる熱量と必死さ、そして絶対に諦めない執念に心を揺さぶられました。

同時に、「今、ベクトルが自分に向きすぎている」と気づかされました。

翌日、偶然出張で来ていた社長と話す中で、

「で?お前はどうすんの?」
「自分のためか、チームのためか。どっちにしても、決断しなきゃ進まないよ」

たった一言でしたが、その瞬間、景色が変わる感覚がありました。

――自分ができることは、『仲間のために戦うこと』。

そう心に決めて迎えたヴィンセドール白山戦。
この日大活躍したNO.18ショウキからは「絶対エバさんの出番来ますから」と言われ、私も「絶対来る」と信じていました。
この期間、本当にショウキには勇気をもらいました。ありがとう。ナイスMVP!

アクシデントでショウタが退場となり、予期しないタイミングで出番が来ましたが、覚悟はできていたので不思議と緊張はありませんでした。

「今度は自分がチームを救う番だ。」

ただそれだけを胸にピッチへ。
久しぶりのコートは最高で、大アウェーの中でも真正面に見えたデウソンサポーターの皆さんの応援は、胸が震えるほどでした。
本当に“全員で掴んだ勝利”だと思います。

そして迎える今週末の最終戦。
相手はエスポラーダ北海道。
これまで勝てず、前節は自分のミスで勝たせられなかった相手でもあります。

優勝への大一番。
ここを越えなければ優勝に相応しくありません。
だからこそ、絶対に勝つ。

少ない人数で希望を探しながら戦った日々も、
3年前、希望から絶望を味わった日も、
昨年、優勝を決められたあの瞬間も、
そして、この数週間の自問自答も。

すべては“優勝するために必要だったもの”だと言えるように。

夢を現実にする準備は整いました。

デウソンファミリー全員で勝ちにいきましょう。
では、グリーンアリーナでお待ちしています。

長文読んでいただき、ありがとうございました!

江波戸 紘之 HIROYUKI Ebato GK 1

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